2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

研究のスタイル

一年間、一日の休みもとらず、図書館の蔵書の一冊一冊から、吉松は中国の地震の記録、 オーロラの記録を拾い上げた。そして、その資料が、吉松の畢生の労作だと言われる論文の支えとなった。 高橋治著『名もなき道を』より引用。こんな研究スタイルだってあ…

旧制高等学校(メモ)

新学制:小学校6、中学校3、高校3、大学4 旧学制:小学校6、中学校5(飛級4)、高校3、大学3湯川秀樹や朝永振一郎は中学4年、高校3、大学3で今と同じように卒業している。

人間をみる

「焼物なんてものはだな、品物だけをみてはいけない」 「人間さ。人間が生きている限り、作品は作れる。そこが肝心な点だ。 だから技を磨く。同時に人間も磨く。」 高橋治著:「紺青の鈴」より引用。研究にも同様だろうか。 「焼物」を「研究」に、「品物、…

師匠を超える

「弟子に師匠の欠点が見えなくなるってことは絶望的です。なにしろそうなったら、 永久に師匠を追い抜くことが出来ませんからね。」 高橋治著:「紺青の鈴」より引用。師匠の欠点は何か。自分はそこを補える研究者になるのだ。 行け!自分!

論文書きの心得

「・・・・なあ、生真面目なのはいいが、真面目すぎても手がすくむ。 ・・・・今の君は、それだな」 高橋治著:『紺青の鈴』より引用。間違いを恐れるあまり、論文が書けないことに通じるだろうか。 とにかく一度突き抜ける必要がある。 何を満たせば最低ラ…