人間をみる

「焼物なんてものはだな、品物だけをみてはいけない」
「人間さ。人間が生きている限り、作品は作れる。そこが肝心な点だ。
だから技を磨く。同時に人間も磨く。」

高橋治著:「紺青の鈴」より引用。

研究にも同様だろうか。
「焼物」を「研究」に、「品物、作品」を「論文」に換えてみると。
論文なんて、生きていれば書ける。将来をみるには、その人間がどういう姿勢で
論文を書いたか、その後どういう論文が書けそうか、人間が見られているのだ。
上辺だけでなく、魂の籠めて論文を書け。